2016.07.13 05:44YABUUCHI Satoshi Gallery皆様こんにちは。籔内佐斗司工房の金和です。この度、Y's Gallery HIYOSHIDO様と籔内佐斗司の協力により、東京芝公園に籔内佐斗司ギャラリーが新しく誕生致します。そして来週7月18日(月・海の日)からギャラリーをオープンさせていただく運びとなりました。
2016.07.07 02:33知足(月刊やぶにらみ第26話)床の間は、家に聖域を設けるという素晴らしい効用があります。そこは常に清浄に保ち、季節や行事に因んだ軸ものを掛け替え、草花を活けるための失ってはならない住まいのへそです。怠惰に流れやすいわれら凡夫にとって、暮らしにめりはりをつける床の間の重要性は絶大です。安直な温泉宿のようにテレビや人形ケースやたぬきの剥製を置いてはいけないのです。床の間はその成立の過程からみても、書画を掛ける場所なのですから。 茶席では、入室するとまず床の間の掛け軸を拝見します。私のような不粋者でも、何が書いてあるのかを考えることは茶席の楽しみです。茶掛けといわれる掛け軸は、仏典から取られた短い禅語や喝、漢詩、消息などが禅宗のお坊さまの剛毅な筆で書かれています。季節の草花を愛でるとと...
2016.06.30 22:16深井桐箱製作所みなさんこんにちは、籔内佐斗司工房の金和です。本日は、彫刻家・籔内佐斗司の制作した木彫作品が収められる特注の桐箱のご紹介をさせていただきたいと思います。そもそも、なぜ桐箱に作品が入っているのか。見た目がいいから?高価なものだから?いえ、きちんとした昔ながらの知識に基づいて作品を桐箱に収めています。本日ご紹介させていただくのは、東京上野で3代目として桐箱のオーダーメイド制作を行っている深井桐箱製作所の深井惣一さんです。深井さんのおじいさんが始めた深井桐箱製作所は、昭和10年頃からスタートし、最初はメダルや硬貨をしまう桐箱を作る仕事から始まったそうです。その後、深井さんのお父さんの代で焼き物のオーダーメイドの桐箱制作を行い、3代目の深井さんの代でこれらの先...